下地氏の除名撤回 維新、復党は促さず


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 【東京】日本維新の会の藤田文武幹事長は6日、国会内で会見し、下地幹郎前衆院議員の除名処分を撤回すると発表した。週内に党内で決裁し、4日に下地氏に通知したという。藤田氏は「処分を取り消すという意味ではなく、今後の効力をなしにするということだ」と説明し、処分撤回の理由について「本人の希望による名誉回復」「党勢拡大に陰に陽に貢献した」とした。
 維新の発表を受けて下地氏は8日、那覇市内で会見すると明らかにした。下地氏は今後の活動について「いろいろな選択肢がある」とだけ述べた。
 維新は県内衆院4選挙区全てに公認候補を立てる方針を示しており、すでに2、4区で事実上の公認候補である支部長を選出した。
 こうした点も踏まえ、藤田氏は「下地さんがいなくなってから(党勢が)厳しい状況が続いてきた」とし、処分撤回を決定する過程で「政治活動の側方支援や候補者の擁立」などでの貢献があったとした。
 下地氏の復党や公認候補となる可能性については「本人も求めていない」とし、「積極的に勧誘するとか促すということはない」と述べた。
 下地氏を巡っては、2020年1月、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業の汚職事件を巡り、贈賄罪で有罪判決を受けた元中国企業顧問から100万円を受領した件で維新から除名処分を受けていた。 (安里洋輔)
下地幹郎氏