新聞感想コンクール 大里南小に優秀学校賞


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 「第6回いっしょに読もう!新聞コンクール」奨励賞に選ばれた比屋根小6年の神谷仁菜さん(11)、大田ルナミさん(12)、興南高1年の上原拓也君(16)は受賞を喜び、新聞を通した社会とのつながりや意見の広がり、伝えることの大切さを語った。

 神谷さんは琉球新報から安保法案をめぐる「『違憲立法』に異議」の記事を選び、姉と語った。「首相に県民の声を聞いてほしいと書いたが、沖縄で起きていることをいろいろな人に伝えたい」と語った。
 大田さんは孤食対策を伝える「子ども食堂にぎわう」(沖縄タイムス)の記事を基に家族で話し合った。「子どもは心が弱いので周りに誰かいる環境がいい。活動の手助けもしたいと思った」と話した。
 上原君は新聞をきっかけに経済に関心を持つようになった。選んだのは「中城湾にクルーズ船誘致」(沖縄タイムス)。友人と意見を深め、「新聞を読むと『こうしたらもっと良くなるはず』とアイデアが湧く」と目を輝かせた。
 全国の小・中・高校各5校の優秀学校賞に南城市立大里南小学校(比嘉良雄校長)が選ばれた。県内で同賞の受賞は小禄南小以来、3年ぶり2校目。比嘉校長は毎朝、新聞から記事を切り抜き、プリントにして職員室に置き、教師は各教室で活用している。比嘉校長は「こつこつとした積み重ねが認められたのではないか」と述べた。

優秀学校賞に選ばれた大里南小学校の6年生児童ら=24日、南城市の同校