機動隊排除に腕組み抵抗 辺野古 100人座り込みも砕石搬入


この記事を書いた人 金城 美智子
資材搬入を阻止しようとする市民を排除する機動隊=27日午前7時すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画で27日午前7時すぎ、「栗石」と呼ばれる砕石を積んだダンプカー3台やトレーラーなど計20台の工事関係車両が辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に入った。計画に反対する市民約100人がシュワブのゲート前に座り込んで進入を阻止しようとしたが、機動隊約100人が排除し、機動隊車両と鉄柵で囲い込んだ場所に押し込んだ。

 市民らは同日午前10時ごろから機動隊の過剰警備に抗議するとして、警視庁機動隊が宿泊する名護市内のホテル前で集会を開いた。
 建設予定地に面した大浦湾の海上では、スパット台船に作業員の姿が確認された。海底ボーリング調査をしているとみられる。午前10時現在、海底に投下するコンクリートブロックを積んだ作業船は稼働していない。【琉球新報電子版】