【中国時報】台北、年末警戒廃止へ 旧正月特別感薄れ


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 台北市の柯文哲市長は25日、旧正月期間の特別警戒態勢「春安専案」を廃止したい意向を明らかにした。市内の自警団に支給されていた年末の慰労品も廃止し、予算は自警団の保険加入料など永続的な制度維持のために使いたいとしている。

 廃止の理由として市長は「旧正月が特別な期間であるという旧来の認識は薄れている。比較的長い連休として通常の警戒態勢を取ることで十分対応可能だ」という認識を示した。警察関係者も歓迎の姿勢だ。
 特別警戒態勢では達成目標が掲げられるため、捜査中だとして逮捕日を警戒期間中にずらすなどの操作が行われ、実績を疑問視する見方もあった。
 台湾政府警政署も昨年から制度の見直しを開始しており、「春安専案」も2017年からの廃止を検討している。