那覇と福州の児童生徒交流 伝統芸能などで友好深める


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伝統的な踊りを披露した福州外国語学校の生徒ら=30日、那覇市立古蔵中学校

 2015年度那覇・福州児童生徒交流祭が30日、那覇市立古蔵中学校で行われた。友好都市の福州市から児童生徒ら交流団20人、那覇市からは古蔵中、上山中、古蔵小の児童生徒が参加。両市の子どもらは互いに伝統芸能などを披露し合い、交流を深めた。

 古蔵中生徒会長の保久盛鈴菜さん(3年)は琉球と中国の交流の歴史をひもときながら「交流は1日だけだが、互いに学べることもたくさんあると思う」と述べた。福州外国語学校の林可欣さんは、日本語で「首里城などを見学したが、互いのつながりを深く感じた。皆さんも福州市に遊びに来てほしい」と呼び掛けた。
 交流祭では那覇市側がエイサーや三線、北京語も織り交ぜた「てぃんさぐぬ花」合唱など、福州市側が伝統的な踊りや書道パフォーマンスなどを披露した。
 両市は1981年に友好都市を締結、95年から交互に児童生徒の受け入れと派遣を実施している。
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