オキコ、台湾ファミマ提携 パン供給で合弁会社


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台湾でファミリーマートを運営する全家便利商店と合弁会社設立で合意したオキコの仲田龍男社長(左)=11月30日、台北市

 パン製造のオキコ(西原町、仲田龍男社長)と、台湾でファミリーマートを運営する全家便利商店(台北市)は4日までに、台湾のファミリーマート約3千店舗にパンを供給する合弁会社の設立で合意した。台湾ファミリーマートは2017年1月に専用工場の稼働を予定しており、オキコは製造技術の指導など技術協力する。オキコの海外企業との提携は初めて。

 11月30日に仲田社長が台北市を訪れ、パン製造の新会社の来年2月の設立について全家便利商店の経営陣と調印を交わした。新会社は台湾ファミリーマートが7億5千万円、オキコが5千万円を出資する。
 既にオキコは8月から台湾ファミリーマートの職員5人の研修を受け入れており、製品開発や衛生管理などを指導している。
 台湾ファミリーマートは新たな生産拠点の整備に当たり、日本のメーカーのノウハウを導入する。
 オキコは台湾の消費者の好みをつかむことで、増大する海外観光客の需要開拓といった今後のマーケティング戦略などに生かしていく。