米軍関係者の飲酒運転逮捕45%増 リバティー制度緩和1年


この記事を書いた人 田盛 良一

 在沖米軍の外出と基地外飲酒を制限する行動指針「リバティー制度」を2年ぶりに緩和してから9日で1年が経った。県警のまとめによると、規制が緩和された日から1年間の米軍人と軍属、家族らによる飲酒運転の逮捕者数は前年同期と比べ約4割以上増えた。

 県警によると、リバティー制度が緩和された2014年12月9日からことし12月8日までに飲酒運転で逮捕された米軍人らは42人で、前年同期の29人と比べて44・8%増となった。
 県警は米軍人などに対する飲酒運転の防止策として、日本の道交法や沖縄の交通事情などについて基地内で講演したり、基地内のラジオ番組に情報を提供して事故の発生状況などを放送してもらうよう取り組んでいる。今回の結果を受けて県警は「米軍人への交通安全教育を引き続き行っていく」とした。
英文へ→Arrests of US service members for drunk driving rise 45%