沖縄のちむぐくる、世界へ 本紙企画「平和のうた」スタート


この記事を書いた人 志良堂 仁

 琉球新報社は「命どぅ宝」に象徴される平和を求める心、「ゆいまーる」と呼ばれる助け合い、先祖を敬い自然を愛する沖縄の精神文化を「うた」で表現する公募企画「平和のうた」を始めます。中日新聞・東京新聞の企画「平和の俳句」に賛同し、沖縄から平和の心を発信します。選考の結果、初回掲載の4作品が決まりました。

 沖縄戦の悲しい体験を背負い、基地の重圧と向き合いながら、ウチナーンチュは平和への歩みを重ねてきました。時代の荒波が押し寄せようとも、互いに手を携え苦難を乗り越えました。
 その中で、さまざまな「うた」が生まれました。それは、ウチナーンチュの「ちむぐくる(=肝心、真心)の平和運動」と言えるでしょう。紙面を通じて、読者と共に運動の輪を広げていきたいと願っています。
 あなたなら、沖縄の平和をどのように描きますか。私たちに作品を送ってください。一緒にちむぐくるで平和を築いていきましょう。(文化部・小那覇安剛)
英文へ→“Peace Poetry” initiative to share Okinawan spirit with the world