重い心臓病で米国での心臓移植を必要とする翁長希羽(のあ)ちゃん(1)を支援している「のあちゃんを救う会」が5日、県庁で会見し、募金額(4日時点)が3億5513万4120円となったことを発表した。昨年9月の活動開始から約3カ月間で目標額としていた3億2千万円を達成した。希羽ちゃんと両親は今月17日の週の半ばごろ、渡米できる見通し。
希羽ちゃんは渡米後に検査を受け、ドナーが見つかるのを待つ。同会によると、過去の事例からみて移植手術は渡米後1~3カ月後になるとみられる。術後の入院も含め、希羽ちゃんと家族は約1年間、米国に滞在する予定。
希羽ちゃんの父、司さん(39)は「補助人工心臓のない元気な希羽の姿を、必ず皆さんに見せたい」と涙を流し、支援に感謝した。【琉球新報電子版】