コンクリート車など基地内へ 辺野古 市民らを強制排除


この記事を書いた人 金城 美智子
抗議する市民(中央)を排除する機動隊員ら=12日午前7時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設問題をめぐり、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では12日も早朝から建設に反対する市民ら約80人が集まった。雨がぱらつく中、工事関係車両の基地内への進入を阻止しようと座り込んで抗議したが、午前7時前に県警や警視庁の機動隊が強制的に排除し、ゲート内に作業員を乗せたとみられる車両12台、資材や重機を乗せた大型車両9台が入った。

 10時には座り込む市民を再び機動隊員が排除し、コンクリート車3台がゲート内に入った。
 一方、建設が予定される名護市の大浦湾では午前10時45分現在、目立った作業は確認されていない。【琉球新報電子版】