「20年度完成目指す」 県、泡瀬埋め立て推進


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浦崎唯昭副知事(手前右)に泡瀬沖合埋め立て事業の早期完成を求める新垣直彦会長(同左)=13日、県庁

 桑江朝千夫沖縄市長と沖縄市東部海浜開発事業推進協議会の新垣直彦会長らは13日、県庁に浦崎唯昭副知事を訪ね、中城湾港泡瀬地区を埋め立てる沖縄市東部海浜開発事業の早期完成を要請した。浦崎副知事は「環境に十分配慮した上で、2020年度の完成を目指す」と述べ、同事業を進めていく意向を示した。

 新垣会長は「豊見城市や与那原町などでは近年、埋め立て地でまちづくりが進んでいるのに対し、沖縄市だけは遅れている」と指摘した。
 桑江市長は昨年から進めている中城湾港への外国クルーズ客船の寄港誘致に触れ「(同事業は)大きな可能性がある。市や県の活性化につながると確信している」と強調し、早期実現の必要性を訴えた。
 同事業は泡瀬地区の沖合に埋め立ての人工島を造り、地域活性化の新たな拠点とする狙いがある。