朝日放送「正義のミカタ」をBPO申し立て 奈良-沖縄連帯委


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 米軍普天間飛行場移設問題を扱った朝日放送の番組「教えて! ニュースライブ 正義のミカタ」をめぐり、奈良―沖縄連帯委員会代表の崎浜盛喜さんが15日、番組で翁長雄志知事や沖縄県民を差別、愚弄(ぐろう)する発言があったとして放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会へ申し立てたと明らかにした。申し立ては13日付。

 崎浜さんが申し立てたのは2015年10月24日放送された番組内の特集で、出演者らが「辺野古の反対運動の3分の2は本土から。仕事です。日当も労働組合から出ている」「沖縄県や知事は新基地と言うけれど、新基地ではなく改築」などと発言。翁長知事に対しては「仲井真(弘多)知事の時は推進派だったのにコロッと変わっている」とした。
 一連の発言に対し、同委は「事実をねじ曲げたばかりか意図的に捏造(ねつぞう)し、差別に満ちたヘイトスピーチそのものだ」などと批判した。
 朝日放送広報部は「申し立てを承知しておらず、現段階でコメントできない」としている。