恩納村統合中学20年度に開校へ 公立初の第2外国語も


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 【恩納】村内5中学校を1校に統合することを検討している恩納村教育委員会は、統合校を2020年4月に赤間総合運動公園そばに開校する計画だ。生徒数拡大で生徒の社会性促進や部活動の種類・質の充実、村の教育予算の集中配分による学習環境の向上などが狙い。観光地という地域特色から総合的な学習の時間を活用した第2外国語の授業も導入する予定。県教育庁によると公立中学校では初めて。

 19日、同村の喜瀬武原公民館で喜瀬武原中学校区の住民向けの説明会で明らかにした。
 開校時の全校生徒数は315人を見込んでいる。現在の生徒数は最も規模の小さな喜瀬武原中で11人、次いで安富祖中で25人(いずれも15年5月時点)となっている。
 通学バスを統合校より(1)北向け(2)南向け(3)喜瀬武原向け―の3ルートで、登校、下校、部活動終了に合わせて運行する予定だ。
 総合的な学習の時間を中国語や韓国語といった第2外国語のほか、民間企業と連携したキャリア教育、村内の沖縄科学技術大学院大学と連携した理科授業などに活用する。
 村教委は20~25日にかけて、残る4校区でも住民向け説明会を行う。