北朝鮮「ミサイル」予告 PAC3宮古、石垣配備へ 防衛相が破壊措置命令


この記事を書いた人 金城 美智子

 【東京】北朝鮮が事実上の弾道ミサイルとみられる「人工衛星」の発射を国際機関に通告したことを受け、防衛省は2日午後0時20分すぎから緊急の幹部会議を開いた。中谷元・防衛相は弾道ミサイルに対する破壊措置命令を出した。破壊措置命令を受け、防衛省は地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を宮古島、石垣島に配備する方向で、自治体との調整を始めた。

 幹部会議後、中谷防衛相は先島へのPAC3の展開を問われ「調整している。(展開場所は)現時点で差し控える」などと述べるにとどめた。PAC3は県内で航空自衛隊那覇基地、知念分屯基地に配備されているが、先島へは別の部隊が展開するとみられる。
【琉球新報電子版】