南米キャラバンがボリビア到着 説明会スタート、交流深める


この記事を書いた人 金城 美智子
ボリビアで今回初めての説明会を開催した県の南米キャラバン隊と、ボリビアのウチナーンチュら=現地時間4日夜、ボリビア・サンタクルス市

 【ボリビア=長浜良起】第6回世界ウチナーンチュ大会(10月開催)への参加を呼び掛けるため3日、南米4カ国へ出発した県の「南米キャラバン隊」(団長・安慶田光男副知事)が4日午後0時半(日本時間5日午前1時半)に最初の訪問先、ボリビアに到着した。一行は4日午後7時(同5日午前8時)、サンタクルス市の日ボ交流会館で現地のウチナーンチュを対象に、説明会をスタートさせた。安慶田副知事は「140万県民が10月に皆さんに会えることを待ち望んでいる」と歓迎した。

 説明会には約100人が参加した。安慶田副知事は本大会実施における3本柱として①世界のウチナーンチュのネットワークを後世に継承する②独自のソフトパワー発信③万国津梁の精神で海外飛躍の促進―を挙げた。前回大会のDVD上映も行った。セルラースタジアム那覇でのセレモニー、国際通りでのにぎやかなパレードの様子、空港で抱き合って喜び合う親戚など、世界各国から集結し団結を深めるウチナーンチュの笑顔を、参加者は食い入るように見詰めていた。
 ボリビア沖縄県人会の知念良信会長は「ボリビアの日系社会、ウチナーンチュの社会は明るいと確信している。もう一つの沖縄をいつまでも残していきたい」とあいさつした。
 引き続き行われた副知事歓迎夕食会では、和食とボリビア料理を楽しみ、双方の交流を深めた。
 一行はブラジル・サンパウロのグアルーリョス国際空港を経由してボリビア入りした。12日までに説明会を計7回実施する。現地時間5日午前11時には同国の県系人移住地「コロニア・オキナワ」で説明会を開く。【琉球新報電子版】