北朝鮮「ミサイル」 警報訓練、対応追われ Jアラート、与那原で不具合


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 北朝鮮「ミサイル」問題を受け県内全市町村で5日午前、全国瞬時警報システム「Em―Net(エムネット)」と「Jアラート」の情報伝達訓練が行われた。各市町村は対応に追われた。

 地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が展開される石垣市では市防災危機管理室の職員がJアラートの作動状況を確認した。異常はなく、職員は「問題ない」と説明した。与那原町では防災行政無線が放送されないトラブルがあった。町の担当者は、コンピューターの自動起動機の設定が変更されていたことが原因としている。
 Jアラートの試験放送を聞いた男性(67)=石垣市=は「用心することは大事だが、本当に落ちることがあるのか。PAC3配備も島が騒々しくなるし違和感がある。かえって不安をあおる」と指摘した。会社員の宮良顕次さん(55)=同=は「不安だ。何も起こらないでほしい。落ちてくるかもしれないので自衛隊に期待したい」と話した。