寒風の旧正 80人が座り込み 辺野古 「祖先も見ている」 


この記事を書いた人 金城 美智子
旧正月のゲート前行動に「うやふぁーふじも見ている」と市民を激励する沖縄平和運動センターの山城博治さん(中央)=8日午前6時54分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり8日午前7時ごろ、砂利を積んだダンプカーや高圧散水車、小型トラックなど計18台の工事関係車両が米軍キャンプ・シュワブに入った。新基地建設に反対する市民らが工事用ゲートに座り込んだが、県警や警視庁の機動隊に排除された。

 寒風の中、冷え込む旧正月のこの日は約80人が集まった。沖縄平和運動センターの山城博治議長は、市民の結集に笑顔を見せ「うやふぁーふじ(祖先)も見ている。これから温かくなるとともに、ゲート前の運動も大きな春を迎え、花が咲くだろう」と激励した。 大浦湾海上では目立った作業は確認されていない。海上抗議行動は行われていない。
【琉球新報電子版】