21日、辺野古移設断念へ国会包囲 安保法制反対と連動


この記事を書いた人 金城 美智子
国会包囲行動に向けて記者会見する実行委ら=9日、衆院第2議員会館

 【東京】米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する「2・21首都圏アクション国会大包囲」が21日、国会議事堂周辺で開かれる。国会包囲行動は昨年9月以来、4回目。実行委らが9日、衆院第2議員会館で記者会見し、辺野古移設断念に向けて2万2千人以上の参加を目指している。

 今回の包囲行動は過去3回を主催した「『止めよう! 辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」と、安保法制に反対する「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の共催。テーマカラーは青で実行委らは青いものを身につけて参加するよう呼び掛けている。
 主催団体の一員でピースボート共同代表の野平晋作さんは「戦争法(安保関連法)廃止の運動と連動することによって辺野古の運動も裾野が広がる。沖縄の基地建設を止めることで(兵力などの)実動を止める意味合いもあり、双方にとって意義のある連携だ」と述べた。、
 国会包囲に関連し、「全国同時アクション」として20日には高知、21日には国会周辺のほか、札幌、仙台、富山、名古屋、大阪、岡山の各都市でも集会を開かれ、建設中止を訴える。
【琉球新報電子版】