代執行訴訟第4回弁論始まる 翁長知事、尋問で出廷


この記事を書いた人 金城 美智子
代執行訴訟の第4回口頭弁論が開かれた福岡高裁那覇支部第201号法廷=15日午後2時、那覇市樋川(代表撮影)

 翁長雄志知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関する埋め立て承認を取り消したことに関し、国土交通相が翁長知事を訴えた代執行訴訟の第4回口頭弁論が15日午後2時、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で始まった。翁長知事が本人尋問のため出廷している。沖縄の過重な基地負担の歴史・現状などを訴えながら、埋め立て承認を取り消した背景や正当性を説明するとみられる。

 1月29日の第3回口頭弁論で「根本的」な解決策と「暫定的」な解決策として多見谷裁判長が提示した二つの和解案に対して、県・国双方の対応についても注目が集まる。
 同日午前には傍聴抽選会が開かれた。一般傍聴席32席に対して、383人が傍聴を希望した。
 午後1時からは高裁那覇支部向かいの城岳公園で弁論に望む翁長知事らへの激励集会も開かれ、支援者ら約1500人(主催者発表)が参加した。
【琉球新報電子版】