那覇特別支援学校、21年度開校目指す 知事、古波蔵に建設発表


この記事を書いた人 志良堂 仁
那覇市古波蔵の沖縄赤十字病院跡地に特別支援学校を設置する方針を表明する翁長雄志知事=17日午後3時半すぎ、県庁

 翁長雄志知事は17日午後3時半すぎ、県庁で記者会見を開き、那覇市古波蔵の沖縄赤十字病院跡地と隣接する農水省動物検疫所に、知的障がいのある児童生徒らを対象とした県立特別支援学校を2021年度の開校を目標に設置する方針を明らかにした。敷地面積は計1万7866平方メートル。対象の障がい種は知的障がいと肢体不自由を予定している。

 翁長知事は「那覇市内に新しい特別支援学校が開校されることにより、共生社会の実現に向けた取り組みが着実に進むものと考えている」と述べた。
 那覇市内には沖縄南部療育医療センターに入所する肢体不自由の児童生徒などを対象とした那覇特別支援学校はあるが、知的障がいがある児童生徒が通う特支校がなく、約300人(盲・ろう学校の児童生徒を除く)が市外の大平特別支援学校(浦添市)や島尻特別支援学校(八重瀬町)などに通学している。
【琉球新報電子版】