県内の4国公立大学で25日、一般入試の前期日程が始まった。西原町の琉球大学では午前9時すぎ、受験生らが最初の科目「英語」の試験に緊張した面持ちで臨んだ。琉大は26日まで、県立看護大と名桜大は25日のみ、県立芸術大は27日まで試験を実施する。
琉大では、教育学部学校教育教員養成課程(社会科教育専修)の小論文の試験で、配布された解答用紙のマス目が足りないトラブルが発生。解答指示の文字数を変更して対応した。琉大は「受験生に混乱はなく不利益も生じていない」とした。その他の3大学ではトラブルはなかった。
合格発表は琉大が3月7日、県立看護大が同4日、県立芸大と名桜大が同5日。
琉大の前期日程の志願倍率は3・4倍。初日の受験者数は3320人だった。県立芸大の美術工芸学部は2・3倍、音楽学部が1・7倍、県立看護大の看護学部は2・8倍だった。名桜大は3・3倍。