米軍航空機事故想定し日米が訓練 警察、消防など200人参加


この記事を書いた人 金城 美智子
訓練で事故現場の内周規制線を共同で管理する県警と米憲兵隊員ら=1日午後、うるま市勝連の米海軍ホワイトビーチ

 米軍の航空機事故を想定した日米の合同実動訓練が1日、うるま市勝連の米海軍ホワイトビーチであった。在沖米四軍と県警、うるま市消防本部、第11管区海上保安本部、県ドクターヘリなど合わせて約200人が参加した。

 沖国大ヘリ墜落事故の初動対応への反省から、日米両政府が米軍機事故対応ガイドラインを策定し、07年から毎年実施している。 訓練は、在沖米海軍の航空機がうるま市内の提供区域外の海岸に墜落し炎上した事故を想定して行われた。米軍の搭乗員と、破片に当たった日本人が負傷し、うるま市消防本部と米軍のホワイトビーチ地区消防隊らが救助に当たった。また墜落直前に海上に脱出した搭乗員を、11管と米空軍第33救難中隊のヘリコプターがそれぞれつり上げて救助した。
 機体の鎮火後、ガイドラインに沿って県警と米憲兵隊が共同で内周規制線を張って立ち入り規制点を設置した。
【琉球新報電子版】