辺野古、スパット台船1基増える 市民ら海上で警戒強める


この記事を書いた人 金城 美智子
長島付近で新たなスパット台船を組み立てる大型クレーン船=2日午前9時55分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で2日、大浦湾では大型クレーン船がスパット台船1基を組み立てる様子が確認された。掘削機を搭載した大型クレーン船は海底掘削調査の最終地点で作業をしており、海上で抗議を続ける市民らは、スパット台船の追加に警戒感を強めている。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では、県議会や市町村議員らが集まる「水曜大行動」が実施された。約200人が参加した。午前10時現在、シュワブ内への工事関係車両の進入は確認されていない。愛知県豊橋市の東三河九条の会や、全国港湾労働組合連合会なども駆け付け「工事を止めよう」「新基地反対」と抗議の声を上げた。
【琉球新報電子版】