最終地点掘削継続か 辺野古、海上抗議の市民拘束


この記事を書いた人 金城 美智子
沖合から運び込んだ油防止膜(オイルフェンス)をつり上げるクレーン車(右側)=3日午前9時半ごろ、名護市のキャンプ・シュワブ沿岸

【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設が計画されている大浦湾で3日午前、長島付近の掘削機材を積んだクレーン船上に作業員の姿が確認された。最終地点のボーリング調査に向けた作業が進んでいるとみられる。

 再設置されたスパット台船上で掘削機材を取り付ける作業や、コンクリートブロックを積んだ大型クレーン船周辺の油防止膜(オイルフェンス)を回収し陸揚げする作業も確認された。
 建設に反対する市民らはカヌー12艇と抗議船2隻を出して抗議したが、海上保安庁職員に身柄を確保されるなどした。
 辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では早朝、「木曜大行動」として最大時に約200人が集まった。集会中にダンプカー3台が基地を出入りした。
【琉球新報電子版】