全国港湾労連「基地偏在は異常」 辺野古反対で決議、基金に100万円も


この記事を書いた人 金城 美智子
翁長雄志知事(右)に新基地反対決議などを報告する全国港湾労働組合連合会の関係者ら=3日午前、県庁

 全国港湾労働組合連合会の糸谷欽一郎委員長らが3日午前、県庁に翁長雄志知事を訪ね、2月29日に辺野古新基地建設に反対する決議を決定したことを報告した。糸谷委員長はこの後県庁内で、辺野古基金の松田寛事務局長代行に、連合会で集めた寄付金100万円を寄付した。

 知事との会談で糸谷委員長は「2日は辺野古のゲート前を視察してきた。沖縄の現状を全国の仲間に伝えたい。他国軍の基地がこれだけ偏在しているのは異常で、新基地建設に反対するのは当然のことだ」と述べた。翁長知事は「積極的な取り組みをしていただき、県民の励みになる。決議内容も県民の思いを捉えたもので、ありがたいことだ。国民の沖縄への理解があることが大切で、その点でも協力してほしい」と求めた。
 寄付金を受け取った松田氏は「基金には現在8万7千人以上から計5億5千万円以上が寄付されている。皆さんからの貴重な浄財を活用したい」と感謝した。
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