不適切な着陸繰り返す 粟国事故 国交省、第一航空に事業改善命令


この記事を書いた人 金城 美智子
滑走路を外れ、フェンスに突っ込んだ第一航空の双発機=2015年8月、粟国空港(粟国空港管理事務所提供)

 粟国空港で昨年8月、第一航空(大阪)の小型プロペラ機が滑走路を外れてフェンスに衝突し11人が負傷した事故で、国土交通省大阪航空局は4日、運航乗務員の地上訓練の記録を改ざんしたり、同空港で不適切な着陸を繰り返していたりしたとして、同社に対して事業改善命令を出した。

 指示した命令は①運航乗務員への訓練体制の抜本的見直し②安全意識の徹底とコンプライアンス(法令順守)教育の実施③安全管理体制の再構築―の3本柱。
【琉球新報電子版】