バスレーン区間延長で8分短縮 那覇-宜野湾、利用者も増


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 国道58号で平日朝(午前7時半~9時)と夕方(午後5時半~7時)に実施されているバスレーン区間が2015年2月に延長されたことで、那覇市久茂地-宜野湾市伊佐間のバス所要時間が夕方で8.1分短くなり、1日のバス利用者数が那覇市の県庁北口で236人増加するなどの効果が出た。一方で一般車両の所要時間が朝6.2分増加するなどした。県交通政策課は結果を踏まえ、3月末まで県民からアンケートで意見を集める。

 調査はバスレーン開始前の14年11月と開始後の15年同月を比較し、バス利用者の乗り降りが多いとされる県庁北口と第二城間の2停留所の1日の乗客の乗り降りを調べた。
 バスの所要時間は朝が延長前47.9分から4.1分短縮の43.8分、夕方は同52.8分から8.1分早い44.7分となった。バス利用者数は県庁北口で延長前の1922人から236人増加の2158人、浦添市の第二城間で同1088人から161人増の1249人だった。
 久茂地-伊佐間の国道58号の交通量は延長前の5万8千台から5万6千台と約2千台減った一方で、一般車両の朝の所要時間は延長前47.9分から6.2分増の54.1分、夕方は延長前39.0分から5.6分増加の44.6分となった。
 調査結果はパンフレットに記載され、交通政策課のホームページ(http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/kotsu/kokyokotsu/h27anke-totyousa/h27anke-to.html)で見ることができる。問い合わせは同課(電話)098(866)2045。