曲芸で辺野古抗議行動を盛り上げ 群馬のサーカス学校卒業生


この記事を書いた人 謝花 稔
抗議行動に参加する市民らを曲芸で沸かせる沢入国際サーカス学校の卒業生ら=10日午前11時半ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、移設に反対する市民ら約130人が10日午前、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントで座り込み抗議の声を上げた。この日は、中部市町村の島ぐるみ会議による「木曜大行動日」。基地内への資材搬入や、大浦湾海上での作業は確認されなかった。
 市民らは、移設問題をめぐる国と県の訴訟が和解したことで工事が一時中断したが、抗議行動の勢いを維持していくことをあらためて確認した。ゲート前では和やかな雰囲気で歌や三線が披露され、カチャーシーも踊った。

 2011年3月にあった東京電力福島第1原発事故で、約半年にわたり休校に追い込まれた群馬県の沢入国際サーカス学校の卒業生3人がゲート前を訪問した。抗議の現場を体感するとともに、笑いを誘う曲芸でゲート前を盛り上げた。
【琉球新報電子版】