米兵女性暴行に抗議声明 基地・軍隊を許さない女たちの会


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米兵女性暴行事件を受けて抗議声明を発表する「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さん(左から3人目)と糸数慶子さん(同4人目)ら=15日、県庁

 13日に那覇市内で発生した米兵女性暴行事件を受けて「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」(高里鈴代、糸数慶子共同代表)は15日、県庁で会見し、抗議声明を発表した。2010年、12年にも那覇市内で女性暴行未遂事件などが発生したことを挙げて(1)被害女性のプライバシーを守り、心身の十分なケアを図る(2)被害者への謝罪と加害米兵の厳正な処罰(3)全米兵の基地外行動の禁止(4)日米地位協定の抜本的改正(5)沖縄の全基地、軍隊の撤退―を求めた。

 発表声明の「被害者への十分な対処を求め、米軍の撤退を求める要求書」は、那覇市内で米兵による性暴力事件が相次いでいることを挙げ、事件を「兵士個々の犯罪にとどまらず駐留する軍隊による構造的暴力だ」と指摘した。【琉球新報電子版】