那覇空港第2滑走路 県外石材を投入、県条例施行後初


この記事を書いた人 金城 美智子

 那覇空港の第2滑走路建設に関連し、沖縄総合事務局は30日午前、県外からの埋め立て土砂などの搬入を規制する県条例に基づく届け出を済ませ、鹿児島県奄美大島の石材を現場海域に投入した。県条例施行後、県外石材が使用されるのは初めて。

 採石場周辺でハイイロゴケグモなどの特定外来生物が確認されている。総合事務局は、採石場から港までの運搬時や港での一時仮置き時に、石材にシートや覆いをするなど県が求めた侵入防止策を実施しているという。
 県条例に基づき、沖縄総合事務局は2015年12月22日付で、埋め立て護岸工事に奄美大島の石材を使用することを届け出ていた。県はことし3月に条例に基づく立ち入り調査をした際、採石場周辺でハイイロゴケグモとオオキンケイギクを確認した。【琉球新報電子版】