辺野古抗議に退職教職員ら 「宜野湾人質、新基地許さない」


この記事を書いた人 金城 美智子
普天間返還合意20年の節目に開かれる集会への参加を呼び掛ける県高等学校障害児学校退職教職員会の喜友名稔会長(中央)ら=30日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設問題で30日午前、約150人の市民らが米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議集会を開いた。

 毎朝、普天間飛行場の野嵩ゲート前で抗議している県高等学校障害児学校退職教職員会の喜友名稔会長(77)=北谷町=は「4月で普天間の返還合意から20年が経過するが、世界一危険な基地は一寸(いっすん)も動かない。宜野湾市民の命を人質にして新基地建設を推し進める安倍政権を許してはいけない」と批判した。
 喜友名さんは、4月10日午後3時から普天間飛行場のメーンゲート前で開かれる「フェンスを取っ払おう!取り戻そう普天間大集会」への参加を呼び掛けた。
 ゲート前では工事用車両の出入りは見られなかった。大浦湾海上での作業も確認されていない。
【琉球新報電子版】