辺野古、100人が座り込み抗議 資機材搬出確認されず


この記事を書いた人 金城 美智子
ゲート前に座り込んで政府に抗議する市民ら=31日午前9時50分ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設問題で31日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前では建設に反対する約100人が座り込んでいる。うるま市の島ぐるみ会議や市民団体などが集会を開き、移設作業を強行する構えを崩さない政府に抗議している。28日から30日まで3日連続で確認された基地内からの工事車両による資機材の搬出は、31日は午前10時半までに確認されていない。

 一方、米軍北部訓練場の一部返還に伴い、東村高江集落を囲むように計画されるヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設問題では、建設阻止に向けた集会が国頭村安波のN1地区ゲート前で31日午後2時から開かれる。沖縄平和運動センターの山城博治議長は辺野古のゲート前で座り込む市民らに対し、ヘリパッド建設阻止運動との連携と集会参加を呼び掛けた。
【琉球新報電子版】