ゲーム通し沖縄の歴史学ぶ 体験キット12件開発 県立博物館・美術館


この記事を書いた人 金城 美智子
「琉球玉手箱」など新たな体験キットを楽しむ子どもたち=31日、那覇市の県立博物館・美術館

 県立博物館・美術館(安里進館長)は31日、同館ふれあい体験室に5月から展示する体験キット12件を開発した。実際の港川人の化石をもとに作られた「化石組み立てパズル」や、沖縄の伝統将棋「象棋(チュンジー)」などで、沖縄の歴史、自然、文化などを体験できる。10件は5月以降、学校などにも貸し出す。

 「万国津梁の鐘」は原寸大の鐘の写真が印刷されたシートと、銘文の読み方や意味が分かるパズルを組み合わせている。三線の形の多様性や歴史的変遷が分かる三線セットや、昔話を各地の話者がシマクトゥバで録音した音源付きの絵本「ウチナーの昔話」もある。沖縄の歴史や自然がゲームを通して総合的に理解できる「琉球玉手箱」は「歴文箱」と「自然史箱」の2種類ある(展示のみ)。
 問い合わせは同館☎098(851)5401。【琉球新報電子版】