米兵女性暴行事件で抗議 名護市議会


この記事を書いた人 松永 勝利
井上一徳沖縄防衛局長(左端)に意見書を手渡す名護市議会の屋比久稔議長ら=7日午前、沖縄防衛局

 【嘉手納】名護市議会(屋比久稔議長)は7日午前、嘉手納町の沖縄防衛局に井上一徳局長を訪ね、3月25日に全会一致で可決した米兵による女性暴行事件の抗議決議を手渡した。
 屋比久議長は「事件は(容疑者の米兵が所属する)米軍キャンプ・シュワブの所在地である名護市民に大きな衝撃を与えた」と抗議し、抜本的な対策を求めた。井上局長は「米軍人に対する教育の強化が何よりも必要だ」と話し、19日に開催する事件の再発防止などに向け県と米軍などで構成するワーキングチームで対応策を協議すると述べた。市議会は同日、米国総領事館と外務省沖縄事務所にも抗議決議、意見書を手交する。【琉球新報電子版】
井上一徳沖縄防衛局長(左端)に意見書を手渡す名護市議会の屋比久稔議長ら=7日午前、沖縄防衛局