沖縄で鍛え、リオ五輪へ バレー全日本男子が合宿


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県内で強化合宿を行う全日本男子バレーボールチーム(龍神NIPPON)の南部正司監督や清水邦広キャプテンらが13日、来沖し、県庁で記者会見した。2008年の北京五輪以来2大会ぶりの五輪出場を目指し、5月28日に東京で開幕するリオ五輪最終予選兼アジア大陸予選大会に出場する。合宿は同大会に向けた最終強化として、沖縄市体育館で20日まで行う。

合宿のため沖縄入りした全日本男子バレーボールチーム(龍神NIPPON)の選手ら=13日、那覇市の県庁

 南部監督は「最大の目標である五輪出場権を獲得し、その先にある五輪の舞台で勝ち、必ず復活を実現させる」と誓った。沖縄合宿について「2008年、北京五輪の前に沖縄で合宿をし、出場権を取っている」とゲン担ぎも忘れない。
 旅行で何度も来沖している清水は沖縄合宿について「食べ物もおいしく自然も豊かだ。初の沖縄合宿の選手が多い中、環境もすごくよく、暖かい気候の中でバレーボールができることがとても楽しみだ。有意義な合宿ができるのではないか」と期待。「課題を克服して成果を挙げ、5月末の大会では五輪の切符を取っていい報告ができるよう頑張りたい」と気を引き締めた。
 県バレーボール協会の翁長良成会長は「沖縄の子どもたちに素晴らしいプレーや練習を見てもらえる機会だ。思い切り合宿し、リオでメダルの夢実現をお願いしたい」と激励した。
 那覇空港では歓迎式が行われ、県庁では安慶田光男副知事と面談した。糸満市の平和祈念公園を訪ね、国立戦没者墓苑で献花した。