中城湾港発展へ東ふ頭供用開始 160メートル分前倒し利用


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 【うるま】うるま市州崎の中城湾港で23日、同港湾新港地区の東ふ頭岸壁の暫定供用開始歓迎式が開かれた=写真。完成予定航路幅240メートルのうち、先に完成した160メートル分を1年前倒しで利用する。今後残りの航路の拡幅、上屋施設の整備などを順次進め、中部圏域の物流拠点としての役割を果たす。

 東ふ頭の整備は、新港地区立地企業の物流効率化を図り、1992年度から始まった。東ふ頭の供用開始により、本島中部圏域への経済効果が期待されている。現在は、航路160メートル幅に対応できる船舶の寄港が予定されている。
 13日には西ふ頭にクルーズ船が寄港し、中城港湾全体の発展が見込まれる。
 セレモニーで島袋俊夫うるま市長は「人・物・情報が交流する港湾、活力ある港湾として発展することを期待している」とあいさつした。