多良間村「スツウプナカ」 地域繁栄へ心一つ


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 【多良間】多良間村の伝統行事スツウプナカ(節祭)が10、11の両日、村内のナガシガー(長瀬川)、フダヤー(札屋)、パイジュニ(南宗根)、アレーキ(新池)の4祭場で催された。初日は神を迎える「カンガウェー」が、2日目は村内外から訪れた客人をもてなす「ピトゥガウェー」が行われ、人々は刺し身やかまぼこなどの魚料理や特製の神酒(ミス)を供え、豊年への感謝と地域の繁栄を願った。魚を捕る「イム(魚)座」、魚の準備などを進める「中老座」など、住民が役割分担して進める行事の様子を写真で紹介する。

イム座が釣った魚を刺身や天ぷらにするため、下準備をするアレーキの中老座=10日、前泊港
ピトゥガウェーの11日、ナガシガーの祭場に向かう神女(ツカサ)ら