参院選、若者の願いは? 沖国大でわーくしょっぷ


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班で討議した立候補予定者への質問などを発表する参加者ら=21日、宜野湾市の沖縄国際大

 有志の学生と市民でつくる「若者選挙わーくしょっぷ実行委員会」は参院選立候補予定者への質問や提案を討議するワークショップを21日、宜野湾市の沖縄国際大で開いた。学生や市民ら約20人が参加し、班に分かれて基地問題や労働問題、学費問題について候補者への質問や提案を考えた。

 今回のワークショップで検討した質問や提案は、6月18日に同実行委が予定している参院選立候補予定者を招いた討論会の議題となる。
 学費問題を討議した班の学生らは「就職後に奨学金を返済できる収入があるか不安だ」「年度初めにかかる教科書代が数万円になることもある」などと、自身の学費の状況を説明した。その上で「奨学金情報の発信の強化」「給付型奨学金の拡充」といった候補者への提案をまとめ、発表した。
 学費問題の班で討議に参加した専門学校生の宮城経(けい)さん(18)は「奨学金の問題を身近に感じて討議に参加した。普段話せないことも話せて有意義な時間だった」と感想を述べた。