技能五輪・アビリンピック推進協発足 県内93団体網羅、会長に知事


この記事を書いた人 金城 美智子
おきなわ技能五輪・アビリンピックの成功に向け、県内93団体を網羅して発足した推進協議会の設立総会=31日午前、那覇市の県市長村自治会館

 2018年11月2~5日に県内で初開催される「第56回技能五輪全国大会」と「第38回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」の成功に向け、官民挙げて全県的に開催準備に取り組む「おきなわ技能五輪・アビリンピック2018推進協議会」の設立総会が31日午前、那覇市の県市町村自治会館で開かれた。経済界、技能士団体、教育、福祉、マスコミなど93団体が参加し、会長には翁長雄志知事が就任した。

 大会には青年技能者や障がい者が集い、機械・金属や電子技術、サービスファッション系といった各職種で技能レベル日本一を競う。総会では、技能五輪13、アビリンピック3の競技会場の環境整備や、安全・安心な宿泊と輸送の提供、県民に幅広く参加を呼び掛ける広報活動などを盛り込んだ基本計画を承認した。
 練習に必要な材料費などへの助成金制度創設、メダリスト・指導者による出前講座など、地元開催に向け、選手の育成強化の取り組みも報告された。
 翁長知事は「大会準備に万全を期すとともに、県民の参加を促し、県全体で成功に向けた機運の醸成を図る。沖縄は日本本土とアジアの懸け橋として、アジアに向けたビジネスの一大拠点となるような大会としたい」とあいさつした。
【琉球新報電子版】