豚58頭、流行性下痢か 県、消毒徹底呼び掛け 南部


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 県農林水産部は7日、本島南部の養豚農場で「豚流行性下痢(PED)」の疑いがある豚58頭が見つかったと発表した。この農場では492頭を飼養し、このうち母豚8頭、子豚50頭に食欲不振や下痢の症状が見られた。7日午後5時現在、死んだ豚はない。

 県内では昨年5月以来、PEDの発生は確認されていない。PEDはウイルスを含むふんなどから感染が広がる可能性があるため、県は各地の豚飼養者に対し、農場出入り口での車両や靴底の消毒などウイルス侵入の防止徹底を呼び掛けている。今後、県畜産課のホームページで県内の発生状況を公表していく。

 PEDは人やその他の家畜に感染することはなく、治癒した豚は通常通り出荷することができる。