沖縄県内の10代投票率42・58% 7月の参院選、全体を12ポイント下回る


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 沖縄県選挙管理委員会は16日、7月の参院選の県内18、19歳の投票率(速報値)が42・58%だったと発表した。沖縄選挙区全体の投票率54・46%を約11・9ポイント下回る結果で、内訳では19歳が4割を切った。

 選挙権年齢の引き下げで啓発活動などが行われ、これまでの参院選での20代の投票率より高い水準となったものの、高投票率には結び付かなかった。

 18、19歳の当日有権者数は3万2850人で、投票者数は1万3986人だった。年齢別の投票率は18歳が46・07%(1万6619人中7657人)、19歳が38・99%(1万6231人中6329人)と、18歳が高かった。

 高校などで啓発活動や主権者教育を受ける機会が多い18歳と、社会人や大学生になって地元を離れる人も多い19歳とで差が出る結果となった。