高校生が5人1チームで俳句の出来栄えや観察力を競う第19回「俳句甲子園」の決勝が21日、愛媛県松山市で行われ、開成高A(東京都)が優勝した。県代表の興南高は準々決勝で敗退し、団体奨励賞を受賞した。浦添高は予選1勝1敗で決勝トーナメント進出を逃した。個人賞では興南の鶴岡夏鈴(かりん)さん(2年)が優秀賞、浦添の安次嶺文乃(あやの)さん(2年)が入選に選ばれた。
鶴岡さんの作品は「一切は足音と風天の川」、安次嶺さんの作品は「パレットに銀河生まれたような跡」。いずれも兼題は「天の川」だった。
鶴岡さんは「自信はなかったが、優秀賞と聞いて自分の思いが通じていたのだと感じた。来年はチームとして決勝に進出し、全員で優秀賞を取りたい」と語った。
安次嶺さんは「銀河の鮮やかさを表現したかった。不安だったが入選できてうれしい」と話した。
同大会は地方予選を勝ち抜いた24都道府県の36チームが出場した。