
琉球新報社が行う農林水産省・新たな食環境に対応した食育活動モデル推進事業の一環で、本部町谷茶・辺名地地区子ども会による農業体験が21日午前、町具志堅の「田空(でんくう)の駅ハーソー公園」で行われた。児童ら28人が参加し、島ラッキョウの苗の植え付けとツルムラサキの収穫を体験した。
同公園の“スーパーハルサー”こと日高康次さんの指導で、子どもたちは野菜の成分や調理法について学んだ後、約30坪の畑へ苗の植え付けに挑戦した。2人1組になって約10センチ間隔を測りながら、合計約20キロの苗を植え付けた。児童らは10月に島ラッキョウを収穫し、同食材を使った調理体験を実施する。
親子で参加した島袋王(おう)君(11)=本部小5年=は「楽しかった。(畑の畝)3列に苗の植え付けができた」と満足げな表情。父親の貞和さん(47)は「めったにない機会。農業について良い勉強になった」と話した。