県内でレプトスピラ症10例 川遊びなどで感染か、県注意喚起


この記事を書いた人 新里 哲
レプトスピラ症につながる保菌動物のマングース

 県は河川でのレジャーで感染したとみられるレプトスピラ症が6月から10例発症し、増加傾向にあるとして、注意を呼び掛けている。このうち7例は8月に診断された。

 10例のうち4例は沖縄本島北部、1例は石垣島、5例は西表島が感染地域と推定されている。また9例は河川で、1例は水田が感染源と推定される。感染者の年代は10歳未満から50代までと幅広い。いずれも回復に向かっている。病原菌を持つマングースやネズミの尿に汚染された水が傷口や粘膜に触れて感染する。死亡することもある。
 県は(1)皮膚に傷がある場合は河川での遊泳を控える(2)河川でのレジャー後、2週間以内に突然の頭痛、発熱、筋肉痛などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診し、河川に入ったことを伝える―などを呼び掛けている。【琉球新報電子版】