
ペルー沖縄県人移民110周年記念式典が28日、ペルーリマ市のペルー沖縄県人会館で開かれ、県系人ら約600人が参加した。参列した翁長雄志知事は100歳以上の県出身者、仲程善樽さん(108歳、うるま市出身)、上田はるさん(102歳 同)、宮城まつさん(102歳、大宜味村出身)、大田守玄さん(102歳、本部町出身)の本人または家族に感謝状を授与した。
90歳以上の部門の80人を代表して、比嘉喜盛さん、さらに屋良アルトゥーロ・ペルー県人会長の二人にも感謝状を贈呈した。
翁長知事は先駆者たちの苦労をねぎらいつつ「不屈の精神で試練を乗り越え、きょうの県系社会の発展とその地位を築かれた。ペルーの発展に寄与されていることは、沖縄で暮らすウチナーンチュにとっても大きな誇りである」と述べた。
県人会館の屋外に設置された特設ステージで記念公演があり、2000人以上が集い、沖縄の伝統芸能などを楽しんだ。
【琉球新報電子版】