
【宜野湾】宜野湾市の玉城和(やまと)ちゃん(5)=慈愛幼稚園=がこのほど、国際知識検定「国旗」の4級に最年少で合格を果たした。今年1月の5歳の誕生日に両親からもらった地球儀を気に入り、国名や国旗を自然に覚えていた和ちゃん。「(合格して)うれしかった」とはにかむ一方、試験内容については「簡単だった」と胸を張った。検定国旗は国際知識普及協会(稲川素子代表理事)が5年ほど前から実施している。194カ国の国旗についての知識を問う。7月10日に東京都で試験を受け、8月24日に合格通知を受けた。同協会によると、5歳での検定合格は最年少。
今年1月に音声解説付きの地球儀をもらってから、毎日のように目を輝かせ、地球儀に見入った。
約3カ月でほとんどの国旗や国名を覚えた。さらに、クロアチアの首都は「ザグレブ」、アラブ首長国連邦の首都は「アブダビ」など、各国の首都や元首の氏名も暗記し、大人たちを驚かせた。和ちゃんの実力を試してみようと、父・尚さん(50)が検定に申し込んだ。
最年少合格の快挙に尚さんは「遊び感覚で覚えているのが良かった。試験の時に集中していたのでいい経験になったと思う。今のまま自由に好きな道へ進んでほしい」と期待した。祖父の治さん(78)=沖縄市=は「私が聞いたこともない国を知っている。かなわない」と目を細めた。
国際知識普及協会の稲川代表理事は「こんな小さい子が熱心に頑張ってくれてとてもうれしい。すごい」と激賞した。(明真南斗)