琉球新報社 愛知県警は25日、虚偽の公正証書を作成し、強制執行を妨害するなどしたとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの容疑でタレントの羽賀研二（本名・當眞美喜男）容疑者（62）＝沖縄県北谷町＝を逮捕した。
羽賀容疑者は別の詐欺事件で有罪判決を受けて収監され、2022年3月に沖縄刑務所を出所してからは、故郷である沖縄を拠点に活動していた。会社経営の傍らで、5月にはインターネットの配信番組に出演するなど、タレントとしての活動も本格化させていた中での逮捕となった。
羽賀容疑者は沖縄市出身。上京後の1980年代からタレントや歌手として活動を始めた。
平日昼間にレギュラー放送されていた人気バラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも！」に出演して人気を博し、北谷町で飲食店を経営するなど実業家としての顔も持っていた。
しかし、2007年に未公開株を高値で売りつけたとして詐欺容疑などで大阪府警に逮捕され、11年に大阪高裁で実刑判決が言い渡され、沖縄刑務所に服役した。
19年には、県警が、自身の所有不動産を巡り、強制執行による財産差し押さえを免れるために不動産登記の財産譲渡を装ったとする強制執行妨害目的財産損壊（仮装譲渡）容疑で逮捕。20年に同罪での実刑判決が確定し、再び収監された。
