入荷した野菜など食料品を次々と買い求める住民ら＝27日午前、JAおきなわ北大東支店（上地順子通信員撮影）
田中 芳 【北大東】大東地方に接近した台風13、14号などの影響で船の出航の延期が続いていた貨客船「だいとう」が27日午前、北大東島に20日ぶりに入港した。コンテナが陸揚げされ、生野菜などの食料品が島内の商店に入荷され、住民らが次々と買い求める姿が見られた。
JAおきなわ北大東支店では午前10時半ごろ、運び込まれたトマトや大根などの野菜を中心に卵、乳製品などが陳列された。島に移住し6カ月余りの女性（24）は、船の入港に合わせて急いで商店に訪れたという。「島の生活にあまり不便を感じてはいないが、20日ぶりの入港なので、生野菜や卵が欲しかった」と話した。
南大東は朝の入港予定だったが、船が接岸できなかったため、北大東での作業が終わり次第、入港する予定。午後2時前後になる見込み。（田中芳、上地順子通信員）
