いじめ、差別考えよう 11月に那覇で「こども映画祭」


この記事を書いた人 志良堂 仁
「第3回こども国際映画祭in沖縄」のスタッフ、審査員を務める子どもたち=30日、那覇市の若狭公民館

 子どもたちがスタッフ、審査員を務める「第3回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO、キフォー)」(同実行委員会主催)が11月25~27日、那覇市の若狭公民館で開催される。「映画は心の栄養」をテーマに子どもたちの思いやりの心や想像力を育む。今年は相模原障がい者施設殺傷事件を受け、差別や偏見などを考える映画3本を上映する。

 30日に同館で記者会見が開かれた。スタッフの田原泰斗君(那覇市立神原小5年)は「映画を通して、いじめがあったときに(いじめられている人と)一緒の目線で考えられるようになってほしい」と話した。

 今年は初めて(1)高校生を中心とする子ども実行委員会「10plus(テンプラス)」結成(2)子ども支援の情報を知ることができる「KIFFOカフェ」設置(3)性教育などの講座(10月)開催―を試みる。

 日本語吹き替え費用は達成する見込みとなったが、引き続き運営費用への寄付を呼び掛けている。詳細は公式サイトまたは事務局(電話)098(996)1456。