
【中城】島ニンジンの収穫がピークを迎えている。県内の収穫量の6割を占める中城村でも収穫が始まっており、生産歴が20年を超える仲松弥光さん(78)の畑でも、立派な島ニンジンが地中から姿を現している。
「20歳の頃からハルサーさ」と語る仲松さんは、サトウキビやキュウリの生産を経て、島ニンジンの生産を始めた。いい野菜を作るコツは「良い土を作ること」と語る。
島ニンジンは寒ければ、硬くなってしまう。仲松さんも「天気が上等だったら豊作だけど、台風で全部飛ばされて種から植え直さなければいけなかったこともある」と振り返る。
仲松さんお薦めの島ニンジンの調理法は、豚のレバーとニンニクの葉っぱを入れ、みそで味付けしたみそ汁だ。島ニンジンを刺し身のようにわさびじょうゆで食べると、お酒のつまみに「最高だ」という。
「今年も豊作だとうれしいね」。にっこりと笑った。